電子マネー、はやりそうで流行らないという懐疑的な意見が聞こえたのは、2000年のインターネットバブルのことだったか?さまざまな電子マネーの実証実験が始まり、それなりの盛り上がりも見せて、終了ということだったのを覚えている人も多いだろう。
しかし、2009年のここ東京で、電子マネーを持ってないという人も少ない。むしろ、普及しすぎて、パスモとスイカによる干渉など、新たな問題も生まれてきている。
今回は、東京でよくつかわれている電子マネーの仕組みと都市生活者として気をつけなくてはいけないポイントをインディケ!
■ パスモとスイカの干渉問題
まず、電子マネーを手に入れて一番最初の気づくのが、パスモとスイカを両方持っていると改札でエラーが起こるということ。また、2枚以上のスイカ(たとえば会社で清算用スイカとプライベート用のスイカなど)を持っていると、これまたエラーが起きる。
これは、2枚以上使える電子マネーがあるため、どの電子マネーで決済していいのかわからないため、改札でエラーが起きるという問題だ。このような問題には、たとえば、財布から出してカードをそのままかざせば、解決できるがそれでは利便性が落ちてしまう。
この為、2枚のカードを1枚のパスケースで使えるようにしたグッツ*などが販売されていることなどからみると、このような問題に困っている人は多いのだろう。
この問題は困るものの解決策はない。唯一の解決策は2枚のカードを1枚のパスケースの購入ということになるだろう。
* パスモやスイカは、電波で電子マネーのリーダーと交信しているため、その電波をさえぎる板を入れ表と裏に電子マネーを配置すれば、混信は起こらず希望のカード=改札にタッチしたほうが使える。
■ パスモもスイカもワモンもナナコもフェリカです
フェリカと聞いてピンとこない人もいるだろう。でも、電子マネー市場では、このフェリカが独り勝ちなのである。
「え?フェリカってどんな電子マネーなのですか?」
と聞かれると難しい。これは、フェリカというのは、スイカやパスモ、そして、ナナコやワオンに搭載されている電子マネーのテクノロジーの名前である。ソニーが開発した。
携帯に搭載されているお財布ケータイ機能(=携帯電話を電子マネーとして利用すること)も、このフェリカという技術がベースになっている。
東京に存在する電子マネーのほとんどがこのフェリカチップなのだ。なのでさまざな電子マネーがあるがテクノロジーとしては、フェリカに統一されているとインディケ!できる。
■ で、パスモ、スイカ、ナナコ、ワオンのどれをもつべきか?
まず、どのクレジットカードを持つとお得かを考えてみよう。この場合、多くの有識者が流通系カード(流通会社、いわば小売店が発行しているカード)が得であるというだろう。
これは、流通企業はクレジットカードビジネスを営むだけでなく、流通ビジネスも営んでいるため小売りとセットにしたオファー(=お得プログラム)をカード会員に示すことができるからだ。
これは、電子マネーについても同じことだ。
人気の流通系電子マネーとしては、ナナコとワオンがある。
ナナコは、セブンイレブンやイトーヨーカドーを保持するセブン&アイ・ホールディングスが運営し、ワオンは、ジャスコやミニストップを運営するイオングループが運営する。どちらも流通系電子マネーといえ、さすが万人に商売しているだけあり、わかりやすさが命なネーミングである。
ナナコは7であるし、イオンとワオンは、1文字しか違わない。すばらしい。
ともかく、電子マネーでも何かと流通系は注目なのだ。
これを考えると、電車に乗らない人はいないと想定されることから、
・ 地下鉄・私鉄中心の人は、パスモのオートチャージ付きのカード、そうでない人は、スイカ(定期などの事情で両方持たなくてはいけない人は、2枚使い用のパスケースが必要)
・ セブンイレブンをよく使う人は、ナナコ、家の近所にイオンがある人は、ワオン
が、東京人の2枚は確実にもっとくべき電子マネーといえよう。
スイカやパスモは、電車を乗る時だけでなくさまざまな場所で物販の決済用の電子マネーとして機能する。ナナコ、ワオンが使える場所では、ナナコ、ワオンを出したほうが得になる可能性があるが、それ以外のところでは、スイカやパスモを使ってもいい。
ちなみに、複数電子マネーを持っても損はないが、基本どのカードもプリペイド方式なので、数か少ないほうがキャッシュフロー的には得なのである。また、持ちすぎるとパスモとスイカの干渉のように、決済可能な電子マネーが2つ以上あるとどちらを選ぶか判断できず、混信することは覚えておいたほうがいいだろう。
参考:電子マネーはどのようなものがあるのか?
電子マネーは、
・ 先にお金を入金するタイプ
・ あとから決済するタイプ
と大きく分けて2つある。それに分けてインディケ!していく。尚、発行枚数は、このインディケ!の発行時に取れた最新数字であり毎日増えている。
■ 事前にお金を電子マネーに入金するタイプ
残額が少なくなったらクレジットカードからオートチャージする機能がほとんどついているため、自動的に入金できる。大きく分けて、電子マネー専業系、流通系電子マネー、鉄道会社系電子マネーの3つがある。
□ 電子マネー専業系
・ Edy
2001年11月のサービスイン以来、電子マネーの老舗ともいえる存在。2009年5月1日時点において、累計発行枚数4,840万枚といわれ、国民の3人に1人は、このEdyを持っている計算になる(個人的には、クレジットカードに搭載されているEdyを3枚ぐらい持っているが、、、)。
□ 流通系
・ nanaco
セブン&アイホールディングスの電子マネー。セブンイレブンの店内で猛烈に訴求。
・ WAON
イオングループの電子マネー。イオンカードともに発行が伸びている。2009年1月20日現在の発行枚数は、700万枚を超えている。
残念ながら、かつて日本最大のスーパーチェーンを運営していたダイエーは、経営不振からこの戦いには大きくは参加していない。
□ 鉄道会社系
電子マネー普及のきっかけになった鉄道会社系。2009年4月に合わせて発行枚数が4000万枚以上を超えた。
・ PASMO
首都圏近郊の私鉄事業者(鉄道11事業者、バス19事業者)が発行。2008年10月に発行数が1000万枚を超えた。Suicaに比べて後発。
・ Suica
JR東日本が発行している電子マネー。普及の起爆剤と思える。発行枚数は、2845万枚(2009年4月)。
■ 後払い系
・iD
NTTドコモが主導する電子マネー。2008年12月末に1000万突破。NTTドコモが展開するお財布ケータイのインストール数をテコしてユーザー数を増やしている。
・QUICPay 、
クレジットカード会社であるJCB主導。2009年3月末時点の会員の数は、472万人。
このほかに、大手クレジットカードブランド、Visaとマスターが運営する電子マネーをもあるが、大きなユーザー数を獲得するに至ってない。なお、マスター系の PayPassは、フェリカプラットフォームを採用していない。
関連タグ:電子マネーin東京,2009年6月UPコンテンツ
紹介したインディケ!スポットセブンイレブン第一号店でナナコを使う? セブンイレブン 豊洲店 -
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