前回のニュースインディケ!で新型スカイライナーの話をしたが、新型スカイライナーでネックになるのが、起点駅が京成上野駅、もしくは、日暮里駅になるということ。
都心と成田空港を36分で結ぶとするが、上野が本当の都心なのか?という議論がある。しかし、この新型スカイライナーとは全く別の話として、新型スカイライナーを使う線路を使って、東京駅から成田空港行きの特急電車の出現の可能性がある。もちろん、今の東京駅から成田空港への特急である成田エキスプレスよりも早くだ。
今回のインディケ!は、近未来に起こるかもしれない東京駅から成田空港へ、東京駅から羽田空港へのアクセス特急鉄道のお話だ。
■ 東京駅発成田空港行き、東京駅発成田空港行きは実現するか?
成田空港行きのスカイライナーに乗車するためには上野駅まで行かなくてはいけないため、東京の中心部からのアクセスの悪さが指摘されていた。
さらに京成上野駅は、JR上野駅、東京メトロ上野駅から徒歩で少々移動しなくてはいけないため、アクセスの悪さもあった。徒歩の問題は、東京の北東部、埼玉方面からはJR線などで日暮里まで来て、日暮里からスカイライナーという技が一般的である。これは、日暮里駅では京成線とJR線の線路が並列となっているからだ。
しかし、多くの東京人は、たとえ乗車時間短くなったとしても、海外旅行(=成田空港)の場合は、荷物も多いため、少し時間がかかっても新宿駅や池袋駅、東京駅から成田エキスプレスを利用したほうが良いと感じる人も多いはずだ。
しかし、この状況は少し変わるかもしれない。国土交通省は、成田空港と羽田空港を結ぶ交通アクセスの改善を検討しており、この中で、羽田空港-東京駅-成田空港を結ぶ高速鉄道の構想が出ている。
■ 京急 + 都営地下鉄 + 京成の「エアポート快特」
エアポート快特と呼ばれる電車をご存じだろうか?これは、京浜急行線-都営地下鉄浅草線-京成線を結び、成田空港と羽田空港を直結した鉄道である。
コンセプトは、成田空港と羽田空港という2つの空港を結ぶということであるが、
・ 実際に成田空港と羽田空港を行き来する需要がそれほど多くない
・ 成田空港と羽田空港間が最短でも1時間46分(時間帯によって若干異なる)と時間がかかる
ことから、その存在はそれほど有名ではない。
国土交通省では、基本このエアポート快特の路線をなぞる形で、成田空港と羽田空港を結び、東京駅も停車する特急電車の運行の実現性を探っている。
■ 成田空港 -東京駅 - 羽田空港 空港特急実現なるか?
成田空港の駅から都営浅草線押上駅(つまり、京成線区間)までと、都営浅草線泉岳寺駅から羽田空港(大まかに言って京浜急行線区間)までは既存線で大枠合意されているようであるが、焦点となっているのは、都心部、押上~泉岳寺間の話である。
この中で重要視されているのが東京駅の存在。
国土交通省の検討グループも2つの空港を直結する、つまり、成田空港-羽田空港にこだわるよりも、東京駅-成田空港、東京駅-羽田空港という誰が見ても明らかに利用客のニーズが多い所にこだわっており、これによって、東京駅発着の空港行きの特急の誕生となる。
現在のエアポート快特は、都営浅草線を利用しているが、この浅草線は厳密にいうと、東京駅の450m程度先の昭和通りの先を通っており、現状のままでは東京駅直結は無理である。
また、都営浅草線のダイアを考えると、特急電車が地下鉄につかえてしまうため(鉄道なので追い越しの問題がある)、時間を短縮するのにも限界がある。
そこで、現在この問題を解決するため新線建築も含めて、押上、泉岳寺間の様々なルートと東京駅のどこに新駅を作るかが検討されている。
いずれにしろ、成田空港と羽田空港を50分台で結ぶ計画という国土交通省の発表よりも、東京駅から素早く羽田空港や成田空港に行けるという計画ということのほうが、利用者へのアピールがあるだろう。
■ 空港特急に北総線利用者は熱い視線
実は、先週インディケ!したように、東京近郊で一番高い運賃を誇る北総線沿線住民は、北総線の交通量増加による運賃値下げを心待ちにしている。
つまり、この新線による恩恵は、空港利用者だけでなく、北総線ユーザーにもあるのだ。
国交省の指針が早急に示されるのを期待したい。
関連タグ:交通機関in東京,羽田空港,東京駅,2009年7月UPコンテンツ
紹介したインディケ!スポットやっぱり鉄道の中心は東京駅 - そして駅中グランスタもすごい -
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