ザジ(ZAZIE)は、ファーストリテイリング社傘下のキャビン(CABIN)社が運営するブランドである。このザジというブランドを最近見かけることも多いのではないのか?
経営不振であったキャビン社は、ファーストリティリング社の買収で再び出店攻勢をかけられる企業になったというのがその一つの理由だろう。
今回のテーマは、この「ザジ(ZAZIE) by キャピン + ファーストリテイリング」である。
■ ザジ(ZAZIE) meets ユニクロ?
ザジは、キャビン社が仕掛ける、アラサー世代、そして、それよりも少し上の日常的なおしゃれ感を出したブランドだ。
講談社の雑誌を例にとれば、109ブランドが109ブランドを卒後する人々を対象により高い年齢層を狙ったのが「グラマラス」。ザジの狙っているラインは、それではなく、どちらかというと、正統派OLが成長を重ねて「With」にたどりつくということだろうか。
このキャビン社がファーストリティリング社の買収で、いちばん大きく変わったのはその値段である。
このザジも、春物ニットが4000円前後、ベアトップが2500円前後、パンツが3000円前後とかなり安いというのが特徴。これでおしゃれアイテムが買えるとなると本当にお得だ。
つまり、ユニクロを運営するファーストリテイリング社の改革が確実にザジ(ZAZIE)まで押し寄せているということだろう。
■ ファーストリテイリング社+キャビン社という組み合わせ
中堅のアパレルメーカーキャビンをユニクロを運営するファーストリティリング社が買収した際には、ある意味納得感を持って受けいれられた。
ファーストリティリング社はユニクロブランドで、「効率的に普段着」を作ってきた。これに、20代から30代のOL向けを主軸に「ファッション」の激戦区で伸び悩んでいたキャビンというのは実にいい組み合わせであると感じられたからだ。
というのもユニクロが勝ち続けるためには、単に安い普段着を効率的に作るだけでなく、ファッションとして受けいられる必要があるからだ。
そのため、キャビンの位置するファッション領域にユニクロのノウハウを入れれば、キャビンも効率的なファッションを生み出し、ファッションという点でユニクロのおしゃれ性もキャビンから学べるものが大きいのではないかというのがその考え方だ。
ここまでが、2006年当時のキャビン+ユニクロのインディケ!だった。しかし、2009年夏には、それは現実化したのであろうか?
実際のビジネスという面でみるとファーストリテイリング社の発表によると、2008年8月期のキャビンは、営業黒字を達成とのことだ。現実に、キャビン社は、ザジ出店をハイペースで行っている。
今後のザジ+キャビン社に期待したい。
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