
2009年7月号のsweetではキットソンのポーチが付録に!!
雑誌が売れない。伝統ある雑誌が休刊に追い込まれる中、大躍進している女性誌がある。
宝島社が発行するsweetだ。現在、sweet は日本最大の女性誌であった cancam を抜いて現在ヤング女性誌 no.1の地位を獲得したといわれる。もっとも消費意欲の高い層を抑えているということは、部数以上に広告媒体としての価値も高いということもあり、このsweetのビジネス価値は非常に大きい。
このsweet躍進の裏には、この不景気の時代に雑誌を買わせる技が隠されている。
人気ブランドとコラボレーションした付録と価格だ。なんとあのキットソンも登場している。ということで、今回は、躍進を続る宝島社の雑誌sweetをインディケ!
■ sweetでみる雑誌付録と雑誌価格と旬なブランド キットソン
sweetの躍進は、「付録」と「価格」つまり、お買い得感にあるとインディケ!できる。
雑誌の付録といっても侮れない。2009年7月号では、いま東京で話題のセレクトショップ「キットソン」と組み、キットソン ロゴ入りのポーチを付録としてつけた。そして価格は、衝撃の620円。これは、2009年5月号の780円よりも160円安い値段なのだ。
「雑誌 付録」と「雑誌 価格」のバランスが圧倒的に良いsweetは、雑誌メディアという枠を超えて、お買い得感あふれる商品であることは確かだ。
また、雑誌の顔ともいえる表紙にも浜崎あゆみ、安室奈美恵などの大物女性芸能人をブッキング。「付録」と「価格」に加え、「表紙」までも抑えれば、売れること間違いなしだ。
この結果、2009年5月号では、なんと印刷部数が60万部を突破したということだ。2009年1月から3月期のcamcan(小学館)の印刷部数が43万部ということであるから、No.1女性誌であることは間違いない。
■ sweetでみる付録戦略と価格戦略
尚、宝島社は、このような雑誌 付録をブランドアイテムと呼び、発行する各雑誌につけている。そのため、宝島社の雑誌は軒並み部数を伸ばしている。
その一方で、雑誌業界自体は明らかに逆風だ。エスクァイア、マリ・クレール、スタジオ・ボイスなど、老舗といわれる雑誌が休刊に追い込まれているのは事実だ。
これらの背景には、不景気による広告減による収益悪化もあるが、リクルート社がクオリティーフリーマガジンであるR25やL25を発行し、無料のWebメディアが跋扈する今、「雑誌メディアを購買する」に対して消費者マインドが冷え込んでいるということもあるのかもしれない。よっぽどのことがないとお金を雑誌に払いたくないということだ。
その一方で、メディアの本当の魅力は編成、言い換えれば、どのような紙面づくりを行うかという意見も根強い。つまり、紙面作りがよければ消費者は買くれ、紙面作りが悪いと売れないというこだ。
ライフスタイルに合わせて、新しいセグメントをターゲットとした雑誌も定期的に生まれており(例えば、「小悪魔アゲハ」など)、そうしたライフスタイルの変化と共に雑誌休刊もあり得るということだ。
廃刊した雑誌は、紙面構成がライフスタイル変化についていっていないという意見である。
この視点に立てば、「付録」と「価格」に頼る戦略に対して疑問の声もある。雑誌の誌面が本質で、付録は本質ではないという意見も成り立つ。
しかし、現在のトレンドでは「付録」はすでに紙面の一部であり、「価格」も編成の一部なのかもしれない。
今後もsweetの付録と価格から目が離せない。
関連タグ:メディアin東京,キットソン,新宿,2009年7月UPコンテンツ
ネット通販情報:
紹介したインディケ!スポットB1Fは巨大な雑誌売り場 - ブックファースト 新宿店 -
場所はこちら