最近東京でピストバイクを見かけることが多くなってきた。このピストパイクとは、固定ギアを採用した自転車の総称である。
ピストパイクに採用されている固定ギアというのは、ギアとペダルが直結しているタイプのもので通常の自転車と違って自転車が動いている際には強制的に足が回り続ける。簡単に言うと自転車のホイールと自分の足が直結している感じだ。
通常の自転車はフリーギアといわれ、ペダルを止めていても自転車は惰性でどんどん進んでいく。このことから強制的に足が回り続けるピストバイクと通常の自転車では大きく乗り心地が違う。
この非常に特殊ともいえる自転車、ピストバイクがここまで流行しているのは、メディアがピストバイクを「ファッション&カルチャー」切り口で紹介していることが大きい。
ということで、今回は東京の流行としてピストバイクをインディケ!したい
。
■ そもそもピストバイクとはどのようなものか?
このブームが来る前、ピストバイクに乗ったことがある人は「競輪」などの自転車競技バンクを使った自転車競技経験者のみであったろう。
といういのも、もともとピストバイクというのは、競輪をはじめとしたバンクでの自転車競技のためのバイクである。バンクでは平坦な道(バンクの傾斜を使うが)を止まらず走ることを前提としている為、ブレーキ無しで固定ギア(ギアとペダルが直結)でも問題は少ない。
このようなことから、ピストバイクには標準で前後のブレーキがつけられていない(ブレーキを装着する穴がない)ことが多い。もちろん、理論上、ピストバイクのような固定ギア自転車はブレーキがなくても、長い距離をかければ止まることができる。
具体的には、ピストバイクでは進んでいる以上は力を入れなくとも足がペダルによって回されるので、ピストバイクの推進力を殺す為にあがってくるペダルを逆に押さえる(つまり、踏み込むのと逆)というような行為を行えば徐々にスピードを殺すことはできる。
しかしながら、制御距離が大きく非常に危険であり、素人では事故につながりかねない。純粋のピストレーサーには、ブレーキが設置できるような穴や突起(ブレーキマウント)が用意されていないが、後付けでブレーキをつけることもできる。
ちなみに、ピスト自転車に搭載されている固定ギアは後ろに回すことによって、自転車でのバック走行ができる。フリーギアは後ろへの推進力が伝えられないのでこのようなことはできない。
■ なぜピストはファッションなのか?
競技自転車のひとつの形態であり、どちらかというとマニアックなピストがこれほどブームになったには以下のような理由がインディケ!できる。
・ ニューヨークやサンフランシスコのメッセンジャー(自転車便・東京で言うバイク便に相当)が、ピストバイクを愛用しており、彼らの価値観やスタイルが紹介され、ピストバイク=かっこいいという図式が成り立った
・ ピストバイクは、無駄をそぎ落としたデザインであることから見た目にも美しいからデザイン的な美的感にマッチしやすい
・ 通常の自転車と違った独特の固定ギアの乗り味にはまりやすいこと
ちなみに、ピストバイク(=固定ギア)を乗りこなすのには非常に体力がいる。とくに上半身の力がいるため、体を鍛えるにはピストバイクはよいが、非常に乗りこなすのは難しい。
また、坂などではギアチェンジができない為、非常にきつい自転車であることは間違いない。ただ、見た目の美しさは議論の余地はないだろう。
是非とも、ピストバイクをインディケ!してほしい。
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