今の東京の流行を生み出しているのは宝島社かもしれない。
というのも宝島社が発行した「イブ サン ローランのブランドムック」は11月7日に発売してからまだ1週間程度である。
それにもかかわらず、ブランドムックの付録である「イブ サン ローランのロゴ入りトートバッグ」を持つ人が東京のあらゆる場所で観察される。
以前、宝島社の事業に関しては「sweet躍進」というテーマでインディケ!した。その際には「雑誌+付録」というのが宝島社のヒットフォーマットを伝えた。
そして、今回は宝島社のもうひとつのヒット商品「ブランドムック」についてインディケ!したい
。
■ 本屋の救世主? 宝島社のブランドムック
ブランドムックとは主に「有名ブランドのカタログ的な雑誌+ブランドのロゴ入りの付録(主にトートバック)」をセットにして売るムックだ。
ムックとは、書籍と雑誌の中間的な商品をさすが、まあ、簡単言えば雑誌ビジネスとして書籍ぽいものを流すということだ。そして、この「ブランドムック」というフォーマットを開発し、育ててきたのは出版社の宝島社だ。
ブランドムックというビジネスに関していえば、宝島社はメディアというよりも、書籍・雑誌流通(書店・コンビに販売)という仕組みを使ってファッションアイテムを売るアパレル流通企業といってもいいだろう。
というのも消費者側はかなりの確立で付録を目当てに買うからだ。
インターネットの普及や不景気で雑誌・書籍が売れないとされるなか、ブランドとのタイアップによる付録つきムックという新商品を生み出した宝島社は、書店業界にありがたい存在なのかもしれない。
■ 躍進する宝島社のブランドムック
このブランドムックとしては2004年9月にマウジーで出版されている。当初ブランドムックは、マウジー、サマンサタバサ、エイプといった若者向けの国内系ブランドが主流であった。
しかし、その後世界的な高級ブランドのセカンドラインといえる
・ See by Chloe (シー バイ クロエ)
・ MARC BY MARC JACOBS(マーク バイ マーク ジェイコブズ)
などもブランドムックを出すようになった。
これによりブランドムックのお値打ち感は爆発し人気のほうも大爆発となっていくのである。
そして、今回はコスメ商品のプロモーションということであるが、あの高級ブランド「イブ サン ローラン」のトートバック付きムックを1300円で販売したということだ。
初版100万部といわれるその自信は、この「イブ サン ローラン」の名前と、「1300円」という価格付けにあるだろう。
■ 21世紀に成功したファッションマーケティング
現在、東京で21世紀に成功したファッションマーケティング例として必ず出るのが
・ このブランドムック(および雑誌の付録を使ったマーケティング)
・ 消費者参加型のイベント(ex. 東京ガールズコレクション)
の2つだ。
それだけこのマーケティング手法への注目も熱い。次はどのブランドをブッキングしてくるのか?宝島社のブランドムックの次に注目だ。
関連タグ:メディアin東京,2009年11月UPコンテンツ
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