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「東京で最も成功したレストランオペレーターは?」という質問の答はやはり「グローバルダイニング(Global Dining / 旧長谷川実業)」という声が大きいだろう。
旗艦店の1つである、西麻布の権八は、小泉首相が、米国ブッシュ大統領をもてなした場所として一躍有名になった。「居酒屋外交」と称されたこの行為は、グローバルダイニングがまさにグローバルスケールで注目される出来事であった。
今回は、このグローバルダイニングとその創業者、長谷川耕造氏をインディケ!したい。
■ グローバルダイニングを引っ張る長谷川耕造氏は「かっこいい」 「レストランビジネスにおいて、「カッコよさ」は求められているのか?」この問いに答えるのは難しい。しかしながら、現在、レストランビジネス会社社長で「モデル」になっても良いのではないか?と思うようなイケメンが多い。
その一人が、グローバルダイニングの創業者であり、社長である長谷川耕造氏。長谷川耕造氏は、1950年生まれ55歳と思えないほど若く見える。
永遠の若大将が加山雄三氏ならば、永遠の青年実業家はグローバルダイニングの長谷川耕造氏とインディケ!できる。
グローバルダイニング、そして、長谷川耕造氏の最大の功績を、水商売と揶揄されがちなレストランビジネスを、おしゃれビジネスに変換したことと考える東京人も多い。そして、そこには、彼の風貌とかっこよさも大きな影響を及ぼしたろう。
■ グローバルダイニングのレストランブランド グローバルダイニングは、さまざまな業態のレストランを運営している。グローバルダイニングを代表するレストランともいえるのが、アフォーダブル ラクジュアリー レストランといわれるお値打ちな価格帯のレストランである。
・ イタリアンであるラ ボエム ・ メキシカンであるゼスト ・ アジアンであるモンスーンカフェ ・ 和食の権八 といったところである。
この他にも、グローバルダイニングは、高級業態でグローバルダイニングの旗艦店ともいえるタブローズなども運営している。
グローバルダイニングの店舗は東京圏に集中しているが、海外にもロサンジェルスに店舗2店舗(ラ ボエムとモンスーンカフェ)を運営している。さらに、権八のアメリカ進出も決定している。
さらに、近年、国内で東京圏以外初となる、沖縄のDFSギャラリア内にオープンキッチンスタイルのフードコート「フードコロシアム(Food Colosseum)」を出店し話題を呼んだ。
■ レストランマンのインキュベーターとしてのグローバルダイニング このグローバルダイニングの名をさらに高めているのは、東京でレストランを営むグローバルダイニング出身者だ。例えば、西麻布のFURUTOSHIを運営する古里氏を初め、アートフードインターナショナルを創業した渡邉氏など、グローバルダイニング出身の経営者は多い。
また、グローバルダイニング時代にブッシュ大統領の接客を担当しサービスの天才とも言れた、新川氏も有名なグローバルダイニング出身者だ。
この新川氏のグローバルダイニング退社は、グローバルダイニングの旗艦店ともいえるタブローズの店長などを勤めたことや、長年、グローバルダイニングの躍進を支えてきた氏の業績、グローバルダイニングでの最終ポジションが長谷川構造氏に続くNo.2だったこともあり、東京のレストランビジネスシーンに大きな話題を呼んだ。
人事で話題を呼ぶのも多数の人材を輩出してきたグローバルダイニングならではである。
■ グローバルダイニングは上場企業 グローバルダイニングは、フランチャイズシステムなどをつかったチェーン展開ではなく、直営で、さらに、中から高級をターゲットにしたレストランオペレーターであり、そのような企業体で、上場を果たしたということの意味は大きかった。
現在でこそ、カフェ・デ・プレを運営する「ひらまつ」やXEX(ゼックス)やサルヴァトーレを運営する「ワイズテーブルコーポレーション」なども上場企業であり、直営、高級を中心とした、レストランオペレーターの上場も珍しくなくなった。
しかし、グローバルダイニングが上場した1999年当時は、あまり例がなく、東京の西麻布、三宿などを中心に展開し、栄枯盛衰が激しいレストランオペレーター業界に位置し、株式市場から見るときわめておしゃれな企業であることからも、大きな話題を呼んだ。
現在、グローバルダイニングの売上は、連結で、155億円程度。株式の約48%は、長谷川耕造氏、個人が保有し、長谷川耕造氏は、創業者、社長、そして、大株主でもある。
今週からグローバルダイニングのレストラン ・ ラ・ボエムin日赤通り ・ ゼストin三宿 ・ モンスーンカフェin西麻布 ・ タブローズin代官山 をインディケ!して行きたい。
また、インディケ!済みの権八in西麻布も復習してほしい。
関連タグ:レストランオペレーターin東京,六本木,グローバルダイニング,2006年1月UPコンテンツ
紹介した東京スポットグローバルダイニングで最も歴史がある店舗
カフェ ラ ボエム 六本木(旧六本木ゼスト)
東京メトロ 日比谷線 都営地下鉄 大江戸線 徒歩2分
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