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もう、15年ほど前だっただろうか。当時、学生であった私は、品川駅東口に呼び出されて、その西口との違いに驚いたのを覚えている。改札は、1つしか空いておらず、駅前にでると閑散とした倉庫街であった。
品川駅東口の再開発計画の今から約20年前にスタートした。まだ、民営化前の1984年に、旧国鉄がみずほ銀行系の不動産会社、興和不動産にそれまで、貨物駅に使っていた部分を、約1000億円で売ったことから始まっている。
これが品川駅東□A−1地区と呼ばれる、インターシティが今、建っている部分である。貨物駅が3棟のオフィスビル&多目的ホール&ショッピングアーケードに変化したわけである。
その後、A-1地区と駅を挟む部分である、B-1地区(今、品川グランドコモンズ、旧新幹線基地)が追加して売りに出され、又、新幹線が品川に停まることとなり、品川駅東口は、倉庫街から、東京で今最もホットなオフィスゾーンへ変貌したのである。
つまり、品川駅東口の再開発は、1984年からだんだんと、且つ、どんどん規模が拡大して行き、東京最大級になった再開発ゾーンであり、最初からある程度の範囲が決まっていることが多い再開発プロジェクトにとっては異例である。
この品川インターシティは、不動産デベロッパーが、オフィス用賃貸ビルを目的に開発したという要素が強い。もちろん、インターシティーホール等の文化施設やショッピング棟も併設されているが、考え方としては、あくまでもビジネスゾーンメインの開発方式である。
もし、視察をするなら平日の昼休みがお勧めである。現在のオフィスビルが抱える問題点とインターシティーが提供しているそれに対するソリューションが発見できるかもしれない。
関連タグ:再開発,超高層ビルin東京,都市再開発,品川,2004年2月UPコンテンツ
紹介した東京スポットJR 品川駅東口 下車4分 歩道橋で2階レベルで直結
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