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私鉄各社は、歴史的に都心部の拠点であるターミナル駅を起点とし、そこから伸びる沿線開発に乗り出してきた。その為、ターミナル駅の人気が、沿線人気を決める重要な要素だ。
「東急電鉄の渋谷」、「小田急の新宿」、「京王の新宿」という東京南東部を抑えている人気の私鉄3社にくらべ、「東武鉄道の浅草」は、21世紀に入り、地味感が増している。
その東武鉄道の次の成長の起爆剤が、この東京スカイツリーin押上なのだ。半蔵門線直結の押上駅に東京の新名所を建設しその周辺部を再開発することによって、押上のターミナル駅としての魅力を上げ、更には、沿線開発に活気づけを狙うということなのだ。
その為、東京スカイツリー周辺部については、単に新東京タワーを建てるだけではなく総事業費は約600億円の複合再開発として計画されている。
今回は、東京スカイツリーとその周辺再開発のプロジェクトである「Rising East Project」をインディケ!
■ 単に新東京タワー(東京スカイツリー)だけではない押上再開発 東京スカイツリーの建設予定地でもある、東武鉄道の押上駅と業平橋駅の間にある旧貨物基地は、広さ3.69haもある。
発表された計画では、このエリアに ・ 低層の商業施設棟 ・ 32階建ての高層ビル ・ 東京スカイツリー(タワー) の建築が予定されている。
その中には、 ・ 電波塔/展望台などのタワー施設 = 東京スカイツリー ・ 商業施設 ・ 文化施設 ・ ホテル ・ スクール ・ オフィス の機能をもたせる事になっている。
つまり、このタワー周辺をひとつの複合都市として最開発されていくのだ。
■ 東京スカイツリー、注目の展望台は 東京スカイツリーには、お決まりの2つの展望台が用意されている。
・第1展望台(350m) カフェなども用意される。第2展望台にいくためには、ここで乗り換える必要がある。
・ 第2展望台(450m) 最上部の展望台、ガラス張りで空中散歩が楽しめるエリアも用意されるとのこと。
2つの展望台ともに、東京タワーの高さを超える位置になる、日本で最も高い展望台とも言える。そのため超高速エレベーターの導入も予定されている。
いずれにしても完成は、2011年12月。開業は、2012年春を予定しているとのこと。今後も東京スカイツリー、そして、押上再開発から目が離せない。
関連タグ:タワー建築,再開発,押上,2009年6月UPコンテンツ
紹介したインディケ!スポット東京スカイツリー(建築現場) - 場所はこちら
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